対策①―ビタミン剤
一番簡単な方法で、かつ効果的なものとしてビタミン剤を摂ることをおすすめします。特にビタミンB12の摂取です。毎日錠剤を飲むことであれば、簡単で続けられるかと思います。ビタミンB12は血流改善、不眠、肩こりや眼精疲労に効果があります。
ビタミンB12とは
ビタミンB12はコバルトを含むビタミンの総称で、ヒドロキソコバラミン、アデノシルコバラミン、メチルコバラミン、シアノコバラミン、スルフィトコバラミンがあります。抗悪性貧血因子として牛の肝臓中に発見されたビタミンで (12) 、微生物以外では合成されないため、植物性食品にはほとんど含まれません (3) (5) (12) 。体内では、メチルコバラミンとアデノシルコバラミンが、アミノ酸や脂質などの代謝の補酵素として働いており、不足すると悪性貧血や神経障害などが起こることが知られています (3) 。
ビタミンB12の役割
ビタミンB12には以下の役割があります。
ビタミンB12は、正常な赤血球を作りだす働きがあり、貧血になるのを予防しています。
ビタミンB12は、このメラトニンの分泌を調整する働きがあり、睡眠のリズムをうまく調整しています。
脳の指令を、身体の末端まで伝えるには、ビタミンB12をはじめ多くのビタミンの働きが、必要になっています。
そのため、
神経系が原因の腰痛の治療、不眠症や時差ボケの解消には、ビタミンB12の大量摂取が有効とされています。
(ビタミンB12を大量に摂取しても、過剰症などの健康障害はありません。)
つまりストレスで傷ついた神経や脳の回復と血液の循環を助ける働きがあります。その上、不調の人が最も悩んでいると考えられる不眠にも効果があるのです。
睡眠による自己再生を行うことが出来れば、不調が劇的に改善されるでしょう。
ビタミンB12の摂取方法
ビタミンB12を大量に摂取するうえで、どれくらいの量が必要でしょうか。だいたい1500μmg~2000μmgがいいでしょう。薬局で市販されているビタミン複合剤の一日の目安がその程度です。
また、ビタミンは単体で摂取することは望ましくないため、ビタミンB1・B2・B6・葉酸などと複合した錠剤を飲むべきです。
ビタミンB6には気分を落ち着かせたり、健康的な神経システムを保持する役割があります。ビタミンB6は神経伝達物資の生成に関わります。PMS(月経前症候群)や一部のうつ病などにも効果があると言われています。動脈硬化や認知症の発生に関わると言われているホモシステインが高い場合は、葉酸、ビタミンB12と共に治療に使われたりします。記憶の減退やADHD(注意欠陥/多動性障害)などの治療に使われる場合もあります。ビタミンB6が欠乏すると困惑やうつ病、不眠がみられることがあります。
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私の場合、ビタミンB12が1錠あたり500μmg含まれた錠剤を朝2錠、夜2錠飲んでいます。
これは人それぞれだと思われるので、時間帯などや量を調整しながら飲むことをおすすめします。
ビタミンB12の入手方法
普通の薬局やインターネットで購入できます。アリナミンなどが代表的です。その多くは肩こりや眼精疲労、体調不良の改善を謳っています。
ビタミンB12は「シアノコバラミン」「メチルコバラミン」といった表記がなされているので、1錠あたり500μmgが摂取できるものを選ぶとよいでしょう。
摂取方法や効果等について不安があれば薬局で直接聞いてみるのもよいです。
また、ビタミンの効果についてはインターネット上でも多くの情報がありますから、気になっている症状と共に検索(例えば、「うつ病 ビタミン」というキーワードで検索)してみてはどうでしょうか。